2010-11-08 ■ 飛び地の果樹脈莫大に鬱ぎ込む夜の卵膨らむ手紙より早く月光遮る森大昔に芽生えた殺意凸面鏡の車から死に顔へ布現し世の破片以外は全てカラス猿に象牙盗ませ殖える象の母犬の背にスプレー痕笑うべきは旅団本の本当は地が裂け強化ガラス不意に空に屈伸して死ぬべきはあなたでしたかコーヒー・黒髪狂うパースに神の嗚咽線路曲がる焦土にイギリス海軍とハム少年たわわに物思いし一心不乱に弧指で隠す陶器の皿を弾む豆他人せせら笑うごとに赤く農耕音頭生々しく人質に寿司握らせ管財人慰みを生に貼り蠢くただひとつの明かりは未知数映すテレビ這って探る頭痛にシェルター埋め込むべく巡礼路の地面に記憶を消す×点火炎遮り空腹のカメレオン変色