2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

さよならの透明に明日のえっと午後路頭に伏す列の儚みから魚慎む鐘の音より淡い蓮を研ぐ頭身を持たぬ神なれども死なれども死雫から触覚泣かれぬ悲しさよ小屋壊してウサギがいた頃のようにする浅い意識に誰かの足首あり円環すっぽり排水溝に嵌るイーと伸びた…

罠遠い冬の間の降霊術爪を洗う日も滞りなく銀河放課後に淡いガム噛む歩兵いそう燃える海の場所何度も悲鳴で聞き取れない冷たい縄を伝う青いペンキ昔は虎ガラスに透けるわたしであってもガラスを思う火葬場に風入れて踊らすトイレットペーパー奥行きへマラソ…

憎くて墨を吐くための晴れ着の墨袋妻のにじむかけ声が船から聞こえる空長方形ならかぶれ柱まで囮泥にへこむ虹を書いて人々さかさまポタージュの彼岸へ横に五重塔釈然と滝を切る湖面のプロペラ地球儀は回る最低でも巨木カルシウム欠如して笑うみずがかり浮上…