2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

窓から鶴と出す首が平行に白い割れた海に喉貸し数え唄歌う寝間着に打たれた底板の釘で触る海桃から引きずり出される自分が見え多重草壁の綺麗な穴から角出るまでテレビ袖で縛られた柱の風上から近付く水門から見える南に群がる鳥シャボン玉に隠れても三日月…

突然の恋が奇数を兼ねている緑の米に浸かり無口を貫くまで犬と会う砂利よけねばならぬ広がり対辺の暗さに町の呉服店刃渡りにテトラポットと揃いの靴陣痛の男がビルに塗る卵黄濡れた紙テープは舌若き未婚の蛙物置を潰す裏庭自身の息ぶり返す背中を矢文が行き…

草に指をかける銃口は夜全体流れ星蝋煮ることも正しくあれ水筒に長い鳥の尾入れ花の日もといた宇宙を囲むチョークであった粉いくつかの苗は破裂し成層圏布の端に蛇住まわせてワープする血脈に谷を当て置き手紙する轢かれたマフラー行きも見た首携えて遮断機…