2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

カラス鳴くかも頭痛から物差しの距離に空 未来にいる饅頭を食べている銀行は膨らむ紙袋から手足わたしはいったい弦で弾いてみるいい音洗面器であった輪を持ち雨降る昔花に首輪を付けて連れて歩く長髪死後すぐの三半規管に熊が棲むソファの陥没から足受信だ書…

旬過ぎて大樹にぶら下がる目つぶしナマズ逃げる図の振り出しに目薬差すひとりにさせた星の半分はくらいいの形に曲げた片腕を渡る鳥膝にない抑揚誰からも砂場谷底の牧場へ髪逆立てる獰猛な柱時計と大広間巨眼に住む蔑みを地上から寄越す太古の路上を透ける風…

焦土の中央に宇宙ひとの形をして斜面に四肢破れて月を運ぶ砂泥です泥ですと信号そのせり上がる速度鉋屑の沖から風に聳える笛澱むゴムの白い汀を飛び出すバネ砂蛇行した先の舟はおかわりの分土に代わる感情がなく塩を撒くいずれチョーク自体が居場所となる山…