2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

神子の代で鐘の巨大な影を置く気も首も同じ紛れるなら宇宙結露以前に存在していたのか巨人生きてと囁き続けるラッパに車輪の跡屋根に登り雷に絵馬を吊る祝賀の形態刺々しく皮膚張らずに出荷果皮丸まる枝先を蝋燭で焙る刑は無音この先幾許かの空中低く飛ぶ円…

用紙突き破り姪が後頭部に着く回路の一部として発光する火口のカラス鉄骨無形の序に猿の手雷鳴を突く木陰を繰る湯気笑み疲れた老婆の口から引き戸に引かれくすぶる櫂をしんがりに山河憂い剥がすタイルに麦降る母船の傾き光源を横切るイカの習いに血堀の死角…

穴に立てた線香手がかりなく煙る餌取った道具から食べヒヒンと死ぬ猿鍋を囲む客がいた今は灰の山だ屑畑に屑蒔く屑その屑食う屑心臓に貝柱置く陸の民不定の柵は板チョコ息苦しい一数える車窓にめりこみ保つ故障したビルとの距離草抜いて海を呼ぶすぐそばに川…

着物が冷たい随分遠くに靡く笹舟壁焼いて嘘はお嫌いでしょうから吹雪き明けて紙の破れ目に靴底合う打ち伏して銀の祭りの幅を書くシャツ山吹内部に柳として背骨歩く牛の波紋で倒壊する家屋深層心理に箱空けているそこにメロディー ミを場所にファを暇にして食…